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1745年のルイブールの戦い(1745ねんの-のたたかい、英Siege of Louisbourg (1745))は、ジョージ王戦争中の戦闘で、イギリスの支配下にあったノバスコシアの奪還をフランスが企て、アナポリスロイヤルを包囲したため、イギリス領であったニューイングランドの民兵が中心となって、ロワイヤル島(現在のケープ・ブレトン島)のフランスの砦であるルイブールに攻め入ったものである。この戦闘でニューイングランド軍は、フランス側の砲台を奪って勝利したが、戦後のアーヘンの和約で、ルイブールはフランスに返還されることになった。ニューイングランドの行政官はこれに怒り、また、守備を強化する意味から、ノバスコシアにハリファックスを建設した。 ==歴史的背景== 1739年に起こったジェンキンスの耳の戦争は、オーストリア継承戦争(北アメリカにおけるジョージ王戦争)へと発展し、1744年にはイギリスとフランスが交戦状態に入った。最初に仕掛けたのはフランスで、イギリスの漁業地であるカンゾを攻撃したため、ノバスコシアのイギリスの支配下にあるのは、アナポリスロイヤルだけになった〔Siege of Louisbourg - War of the Austrian Succession – 1745 〕。1720年代から1730年代にかけても、カンゾは、アカディアからルイブールへの補給経路の脅威になっていた。この英仏の交戦によって、フランスの私掠船も、ニューイングランドの漁船を攻撃した〔King George's War: Siege of Louisbourg 〕。 フランスは1720年から、約2000万リーヴルを費やしてロワイヤル島にルイブール砦を建設していた。北アメリカ大陸への主要通路であるセントローレンス川への、外敵の侵入を防ぐのが目的だった。このルイブールは軍事基地のみならず、漁業や貿易の基地としても発展した〔木村、102頁。〕フランスにとって、この戦闘は、ユトレヒト条約によってイギリスに割譲されたノバスコシアを取り戻す、またとない機会だった。ニューイングランドにとって、フランスの私掠船や、海軍艦隊が行き来するルイブールは脅威だった。また、1744年と1745年に、ノバスコシアの中心地であるアナポリスロイヤルがフランスに包囲された〔が、この戦いを起こしたのもルイブールのフランス軍だった。彼らはニューイングランドに先んじて、ヨーロッパの情勢をつかんでいたのだった〔木村、104頁。〕。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「ルイブールの戦い (1745年)」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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